Internet Explorer 11/10/9で追跡防止を使い広告をブロックする

以下に述べる方法は、個人のパソコンでの私的利用を前提にしています。

●hosts/hostsファイル とは?
●hostsファイルで出来る事の例
●hostsファイルの設定

hosts/hostsファイル とは?

 @IT: hostsファイル (hosts file)
 ITpro: ホスツファイル hostsファイルとは hosts File



hostsファイルで出来る事の例

 元のhostsファイル(既定のhostsファイル)の場合: 広告が表示される
y00237

 hostsファイルに変更を加えた場合: 広告がブロックされる
  Internet Explorer の表示例
y00238

 Firefox の表示例
y00239

 上記の目に見える効果の他に、個人情報を収集しているサイトやウイルスなどの感染を狙っているサイトへ
 接続をしませんので、プライバシーの保護・セキュリティの対策ができます。



hostsファイルの設定

1. ファイルの拡張子を表示するためフォルダーオプションの設定を変更する
2. 元のhostsファイルのバックアップを取る
3. 公開されているhostsファイルをダウンロードする
4. 元のhostsファイルをメモ帳で開く (メモ帳A)
5. ダウンロードしたhosts.txtファイルをメモ帳で開く (メモ帳B)
6. 元のhostsの内容をダウンロードしたhosts.txtへ追加する (メモ帳A + メモ帳B)
7. hosts.txtから拡張子を取りファイル名をhostsへ変更する
8. 元のhostsを新たに作成したhostsに置き換える
9. hostsファイルの変更を反映させる

1. ファイルの拡張子を表示するためフォルダーオプションの設定を変更する

 Windowsの隠しファイル、隠しフォルダー、隠しドライブと拡張子を表示する


2. 元のhostsファイルのバックアップを取る (バックアップを置く場所は任意です。)

 hostsファイルのある場所 C:\Windows\System32\drivers\etc

 hosts を右クリック _ 送る _ [ドキュメント] をクリックする。
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 ドキュメント フォルダに hosts がコピーされる。
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3. 公開されているhostsファイルをダウンロードする

 hostsファイルを公開しているWebサイトの中から、ここでは MVPS.org のhostsファイルを使います。

 MVPS.org のサイトのhostsファイルがあるWebページを表示する。

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 [To view the HOSTS file in plain text form] 文字列を右クリックする。
  Internet Explorer の場合:[対象をファイルに保存...] をクリックする。

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 [名前をつけて保存]ダイアログボックスが開かれる。 [保存] をクリックする。
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 hosts.txtファイルがダウンロードされる。 (ダウンロードされるhostsファイルには、拡張子 [txt] が付いています。)
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4. 元のhostsファイルをメモ帳で開く (メモ帳A)

 元のhostsファイルを右クリックし、[開く] をクリックする。 C:\Windows\System32\drivers\etc
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 [ファイルを開くプログラムの選択]ダイアログボックスが開かれる。 [メモ帳] をクリックし、[OK] をクリックする。
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 元のhostsファイルがメモ帳で開かれる。 (以下、メモ帳A とする。)
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5. ダウンロードしたhosts.txtファイルをメモ帳で開く (メモ帳B)

 ダウンロードしたhosts.txtファイルを右クリックし、[開く] をクリックする。
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 ダウンロードしたhosts.txtファイルがメモ帳で開かれる。 (以下、メモ帳B とする。)
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 (この時点で、メモ帳A: 元のhostsファイル と メモ帳B: ダウンロードしたhosts.txtファイル
  の2つのメモ帳が開かれています。)
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6. 元のhostsの内容をダウンロードしたhosts.txtへ追加する (メモ帳A + メモ帳B)

 メモ帳A: メニューバー _ 編集 _ [すべて選択] をクリックする。
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 メモ帳A: 選択されテキストの色が反転する。
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 メモ帳A: メニューバー _ 編集 _ [コピー] をクリックする。
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 メモ帳B: テキストの先頭(1行目の1列目)をクリックし、3回位キーボードの [Enter]キー を押して空白行を作る。
        (変更箇所を分かり易くするための目印)
       再び、テキストの先頭(1行目の1列目)をクリックし、カーソルを移動する。
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 メモ帳B: メニューバー _ 編集 _ [貼り付け] をクリックする。
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 メモ帳B: 元のhostsの内容が、ダウンロードしたhosts.txtへ追加される。
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 メモ帳B: メニューバー _ ファイル _ [上書き保存] をクリックする。
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7. hosts.txtから拡張子を取りファイル名をhostsへ変更する

 元のhostsの内容を追加したhosts.txtを右クリックし、[名前の変更] をクリックする。
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 [.txt] の4文字を削除し、[Enter]キーを押す。
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 [名前の変更]のダイアログボックスが表示される。 [はい] をクリックする。
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 hosts.txt が hosts に名前変更される。
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8. 元のhostsを新たに作成したhostsに置き換える

 新たに作成したhostsを右クリックし、[切り取り] をクリックする。
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 元のhostsのある C:\Windows\System32\drivers\etc フォルダを選択、右クリックし、[貼り付け] クリックする。
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 [ファイルの移動]ダイアログボックスが表示される。 [移動して置換] をクリックする。 (Windows 7 の画面)
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 [対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました]ダイアログボックスが表示される。 [続行] をクリックする。
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 [ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示される。 [はい] をクリックする。
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 Windows からの通知の他にインストールしているウイルス対策ソフトなどから、
 hostsファイルへのアクセス禁止・書き込み不可などの表示が出る場合があります。
 その時は、hostsファイルを置き換える操作をしている間のみ、
 ウイルス対策ソフトなどの設定を変更し作業終了後、設定を元に戻します。



9. hostsファイルの変更を反映させる

 Windows 7/Vista の場合: スタート _ すべてのプログラム _ アクセサリ _ [コマンド プロンプト] をクリックする。
 Windows 8 の場合: スタート 画面のサムネイルを右クリック _ [コマンド プロンプト] をクリックする。
 Windows 8.1 の場合: スタート ボタンを右クリック _ [コマンド プロンプト] をクリックする。
 Windows 10 の場合: スタート _ すべてのアプリ _ システムツール _ [コマンド プロンプト] をクリックする。
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 コマンド プロンプト が起動する。
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 ipconfig /flushdns と入力 [Enter]キー を押す。
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 コマンド実行結果が表示される。
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 exit と入力 [Enter]キー を押し、コマンド プロンプトを終了させる。
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以上で完了です


MVPS.org のhostsファイルは1・2ヶ月毎に更新されますので、その都度実行します。
その場合は、前回分の MVPS.org のhostsの部分を削除し、新しいものに変更します。